研究課題/領域番号 |
16K09917
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
膠原病・アレルギー内科学
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
近藤 裕也 筑波大学, 医学医療系, 講師 (40612487)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 関節リウマチ / CD4+T細胞 / 制御性T細胞 / Foxp3 / RORγt / IL-17 / IL-10 / CCR6 / CD4 T細胞 / 転写因子 / 自己免疫性関節炎 |
研究成果の概要 |
関節リウマチ(RA)の動物モデルにおいては、関節炎を誘導後に関節炎原性のヘルパーT(Th)細胞サブセットであるTh17細胞分化のマスター転写因子RORγtを発現したFoxp3+制御性T細胞がリンパ節内、および関節炎発症後の関節局所において増加しており、さらにこれらを欠損したFoxp3-cre・RORγtflox/flox(cKO)マウスにおいてコントロールマウスと比較して関節炎が有意に増悪することを明らかにした。またRA患者末梢血でもこれらのサブセットの増加を確認した。以上の結果からRORγt+Foxp3+制御性T細胞は関節炎の発症制御において重要な役割を果たしている可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
関節リウマチの病態制御においてFoxp3+制御性T細胞が重要な役割を果たしていると考えられているが、その詳細は明らかなになっていない。本研究においてRAとRAの動物モデルを用いた解析から明らかにされた結果は、転写因子RORγtを発現するFoxp3+制御性T細胞が自己免疫性関節炎の制御において特異的なFoxp3+制御性T細胞サブセットである可能性を示唆している。これらの知見は、関節リウマチ治療における新たな治療手段を開発する一助になる可能性があり、今後の更なる解析が望まれる。
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