研究課題/領域番号 |
16K09955
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
感染症内科学
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研究機関 | 国立感染症研究所 |
研究代表者 |
宇田 晶彦 国立感染症研究所, 獣医科学部, 主任研究官 (80392322)
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研究協力者 |
田 徳雨
阿崎 美佳
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 野兎病菌 / 野兎病 / ワクチン / 感染防御 / 免疫反応 / LCN2 / GBP / Iba1陽性マクロファージ / 免疫 / Francisella / 人獣共通感染症 / 遺伝子 / 感染症 / マイクロアレイ |
研究成果の概要 |
野兎病は、グラム陰性の細胞内細菌である野兎病菌によって引き起こされる人畜共通感染症である。これまでに、ftt_0965c(亜硫酸イオンエクスポーター)遺伝子を欠損した野兎病菌Δftt_0965c株は、マウス致死モデルにおいて良好なワクチン効果を示すことを明らかにした。そこで本研究では、野兎病菌強毒SCHU P9株の接種後に誘導される免疫反応を、免疫群と非免疫群マウス肺におけるマイクロアレイ解析および免疫組織染色解析を用いて比較した。これらの結果から、Iba1陽性マクロファージによって産生されるリポカリン2およびGBPが、野兎病菌の致死的感染を回避するために必要不可欠である可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでに、野兎病菌の病原性に関する研究は、野兎病菌が保持する遺伝子に注目されてきた。本研究は、野兎病菌の高い感染性や病原性を抑制可能な感染宿主遺伝子を同定することにより、弱毒化機序が明確で安全な野兎病菌ワクチンを開発するための基礎を築いた。
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