研究課題/領域番号 |
16K09956
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
感染症内科学
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研究機関 | 国立感染症研究所 |
研究代表者 |
白土 東子 (堀越東子) 国立感染症研究所, ウイルス第二部, 主任研究官 (60356243)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 感染疫学 / ノロウイルス / 血液型抗原 |
研究成果の概要 |
ノロウイルスは小腸上皮に発現する血液型抗原を識別して感染する個体を決めている。ノロウイルス感染への感受性は個体の血液型によって異なる。しかし、 ノロウイルスの流行拡大前後の疫学解析と、流行したウイルス株の血液型抗原への結合能の解析が両立されている報告はこれまでにない。本研究課題において、 流行株の疫学解析と血液型抗原への結合能のin vitroにおける解析を両立させた研究を実施した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究課題において解析の対象とする GII.13遺伝子型株は、7年間にわたるネパールでの分子疫学研究の結果、初めて捉えることが出来た「本来まれな遺伝子型の急激な増加」という疫学的事実に立脚している。現在は注目されていない、疫学的に劣勢な遺伝子型であっても、血液型抗原結合能の変異により人類への脅威となる大流行株になりうるという証拠の提示は、ノロウイルスに対する公衆衛生戦略を策定する上で大きな意義がある。
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