研究課題/領域番号 |
16K09958
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
小児科学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
櫻井 美佳 東北大学, 東北メディカル・メガバンク機構, 准教授 (80508359)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | ビオチン / 花粉症 / 炎症反応 / MMP / 水溶性ビタミン / 慢性炎症 / Cry j1 |
研究成果の概要 |
慢性炎症性疾患において患者の血清ビオチン値の低下や、ビオチン投与による症状の改善が報告されているが、ビオチン代謝がこれらの疾患発症にどのように関わるのか、その機構は殆ど明らかにされていない。本研究ではスギ花粉症のモデルマウスやヒト初代培養細胞の炎症モデルを用いて、ビオチンによる炎症性サイトカイン、ケモカイン、MMPの発現、分泌への影響を解析した。その結果、マウスモデルにおいては、ビオチン除去飼育そのものが、IgE誘導や炎症性の症状に関連する可能性が、また培養細胞系においても、ビオチン除去条件下では炎症刺激によるサイトカイン、MMP誘導が亢進される可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究はビタミン学におけるビオチンの新たな生理的意義に加え、アレルギー性炎症におけるビオチン代謝の意義を示唆した。有病率の高いアレルギー性疾患について、ビオチンの関与をさらに分子レベルで解明することにより、将来的に、サプリメントやビオチン療法として取り入れることによりその症状改善の可能性が期待される。
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