研究課題/領域番号 |
16K09962
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
小児科学
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
深尾 敏幸 岐阜大学, 大学院医学系研究科, 教授 (70260578)
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研究協力者 |
笹井 英雄
吾郷 耕彦
大塚 博樹
松本 英樹
仲間 美奈
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 遺伝子 / 遺伝学 / 先天代謝異常症 / ケトン体 / 発現実験 |
研究成果の概要 |
ケトン体代謝異常症の研究において本研究では、既に患者のいるHMGCS2欠損症、HMGCL欠損症、まだ症例のない3HBD、MCT1欠損症の原因酵素の野生型および変異型cDNAの発現実験系の確立を試みた。HMGCS2の発現系では最初ヒト由来細胞系での発現では十分な発現が得られなかった。そこで大腸菌での蛋白発現系に変更し、日本人に同定された4種の変異HMGCS2の活性が著しく低下していることを明らかにすることができた。3HBDのアッセイ系では3HBDノックアウトマウスの胎仔線維芽細胞を用いた系を確立できた。MCT1, HMGCLについてもマウス胎仔線維芽細胞を用いてノックアウト細胞を構築中である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
HMG-CoA合成酵素欠損症の変異タンパクの発現系の確立をできたことで、日本の症例の確定診断ができ、日本に本症が存在することを論文として報告が可能となった。また日本で症例が同定されていないMCT1欠損症、世界でまだ欠損症の報告がない3HBD欠損症における変異タンパクの評価をできるようにしておくことは今後の迅速な確定診断において重要である。
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