研究課題/領域番号 |
16K10000
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
小児科学
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研究機関 | 東京医科大学 |
研究代表者 |
山中 岳 東京医科大学, 医学部, 准教授 (70349512)
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研究分担者 |
石 龍徳 東京医科大学, 医学部, 主任教授 (20175417)
河島 尚志 東京医科大学, 医学部, 主任教授 (70224772)
半田 宏 東京医科大学, 医学部, 特任教授 (80107432)
善本 隆之 東京医科大学, 医学部, 教授 (80202406)
松本 哲哉 東京医科大学, 医学部, 兼任教授 (10256688)
出雲 信夫 横浜薬科大学, 薬学部, 教授 (70368976)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | サイトカイン / 急性脳症 / てんかん / 新規抗てんかん薬 / アポトーシス / 炎症 / 機能性ナノ磁気微粒子 / モデルマウス / 脳保護 / フローサイトメトリー / 脳症 |
研究成果の概要 |
機能性ナノ磁気微粒子を用いてレベチラセタム(LEV)の候補たんぱくを同定し、脳症モデルマウスにLEVを投与したところ、大脳皮質の炎症性サイトカイン(IL-1β、IL-6)のmRNAが低下する傾向が確認された。しかし、ジアゼパム投与による変化と明らかな差異は見られず、LEVの作用機序解明には至らなかった。また、急性脳症患者では対象群と比較し、髄液中の炎症性サイトカインやアポトーシス誘導するGranzyme Aが高値であった。難治性てんかん患者では対象群と比較し、単球やCD8 T細胞の細胞内サイトカインが高値であった。急性脳症やてんかんの病態に免疫学的機序の介在が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
脳症モデルマウスの検討にて、LEVによる炎症性サイトカインの低下が大脳皮質のmRNAレベルで確認され、抗てんかん薬による免疫学的機序の関与が示唆された。急性脳症の病態にGranzyme Aを介したアポトーシスの関与、てんかんの病態に血清や髄液だけではなく、細胞内の炎症性サイトカインの上昇が確認された。急性脳症やてんかんの病態に炎症やアポトーシスに伴う免疫学的機序の関与が明らかになれば、新たな治療法に繋がる可能性がある。
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