研究課題/領域番号 |
16K10022
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
小児科学
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
小林 法元 信州大学, 医学部, 特任准教授 (00362129)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | MDA5 / 若年性皮膚筋炎 / I型インターフェロン / 抗MDA5抗体 / 間質性肺炎 / インターフェロノパチー / 筋炎特異的自己抗体 / 抗Mi-2抗体 / 間質性肺障害 / TIF-1γ |
研究成果の概要 |
MDA5はウイルスなどのRNAを認識しI型インターフェロン(IFN)主体の免疫を誘導する細胞質内受容体である。MDA5に対する自己抗体は間質性肺炎を合併する若年性皮膚筋炎で認められるが、血液中MDA5についての検討はされていない。本研究では、若年性皮膚筋炎と全身性エリテマトーデス患者の一部において血清中のMDA5をELISAにより確認した。MDA5とIFNαは同じ症例で増加しており、I型IFNが病態に重要な役割を果たしていると考えられている皮膚筋炎の病態に血清MDA5が関係している可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、若年性皮膚筋炎や全身性エリテマトーデス患者において、血液中のMDA5をELISAにより検出した。MDA5は、それらの疾患の病態に重要な役割を果たしていると考えられているI型IFNと関連している可能性が示唆された。これらの結果は、疾患の診断や病勢の評価への応用や病態解明を通して新たな治療法の開発につながる可能性がある。ただし、症例数が限られており、今後の検討が必要である
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