研究課題/領域番号 |
16K10026
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
小児科学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
丹羽 明 京都大学, iPS細胞研究所, 特定拠点助教 (20546999)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 白血病 / iPS細胞 / 疾患モデル / 白血病モデル / クローン進化 / 癌 / 遺伝子 / シグナル伝達 / 発現制御 |
研究成果の概要 |
AML1-ETOを始めとする白血病遺伝子はiPS細胞由来の造血前駆細胞に於いてNF-kBパスウェイの活性化と、それに随伴する特定のAPOBEC遺伝子群の発現上昇を、細胞系列・分化段階特異的に引き起こすことが明らかになった。一方、これらの変化によって特定の白血病遺伝子座における変異導入が直接的に誘導されるかを検討するためのChiPアッセイを試行したが、本研究期間内では確定的なデータをまだ得られていない。その点について、今後さらに検討を続ける予定である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでのAML 研究では新たな変異を探索同定し、その機能を解析する手法が多数であった。本研究により、発症後のクローン進化 で見出される変異獲得機序には先行する白血病遺伝子の発現、および病態に関連した炎症シグナルに媒介される無い税制変異誘導遺伝子の働きが関与していることが示唆された。今後、AML発症段階の細胞での特異的 APOBEC 関与および変異獲得機構をより詳細に明らかすることができれば、腫瘍研究全体に新たな一石を投じる成果となる。
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