研究課題/領域番号 |
16K10034
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
小児科学
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
西川 拓朗 鹿児島大学, 医歯学域附属病院, 講師 (90535725)
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研究分担者 |
河野 嘉文 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 教授 (20260680)
岡本 康裕 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 准教授 (30398002)
児玉 祐一 鹿児島大学, 医歯学域附属病院, 講師 (20535695)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | cyclophosphamide / cardiotoxicity / aldehyde metabolism / acrolein / Cyclophosphamide / aldehyde dehydrogenase / 心筋障害 / シクロフォスファミド / 抗がん剤 / アルデヒド / アクロレイン / 造血細胞移植 / アルデヒド代謝 |
研究成果の概要 |
我々は以前のin vitro研究において、CY心筋障害の主因はCY代謝物の1つであるacroleinであり、その産生を抑え不活性代謝物に変換するアルデヒド脱水素酵素1 (ALDH1)が心筋障害発症に重要な役割を果たしているのではないかと考え、in vivoで検討した。ALDH1遺伝子ノックダウン(KD)マウスにCYを腹腔内投与し、血漿中CY代謝物濃度をcontrol群と比較した。その結果、control群に比してKD群においてCY不活性代謝物濃度は低値を示し、病理組織学的にも心筋障害の所見を強く認めた。In vivoにおいても、CY心筋障害の主因はacroleinである可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
Cyclophosphamide (CY)大量投与で生じる急性心筋障害はその数%が致死的であり、臨床上大きな問題である。そして、その発症機序は未だ不明でありその予防法も確立されていない。今回、in vivoの系でもacroleinがCY心筋障害の主因である可能性が示唆されたことで、acrolein除去薬の投与やacrolein産生を抑える薬剤投与などで予防につながる可能性がみいだせた。
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