研究課題/領域番号 |
16K10050
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
小児科学
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研究機関 | 埼玉県立がんセンター(臨床腫瘍研究所) |
研究代表者 |
川村 眞智子 埼玉県立がんセンター(臨床腫瘍研究所), 病院 血液内科, 医長 (80450592)
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研究分担者 |
金子 安比古 埼玉県立がんセンター(臨床腫瘍研究所), 臨床腫瘍研究所, その他 (50373387)
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研究協力者 |
田代 聡 広島大学, 原爆放射線医科学研究所, 教授 (20243610)
滝 智彦 杏林大学, 保健学部, 教授 (50322053)
林 泰秀 群馬県衛生環境研究所, 研究企画係, 研究員 (30238133)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 白血病 / クロモスリプシス / 思春期・若年成人 / SNPアレイ / 次世代シークエンス / PNA-FISH / 遺伝子 |
研究成果の概要 |
新たな発がん機構と注目されているクロモスリプシス;染色体が一度に粉砕され、融合遺伝子や遺伝子の一部の欠失、増殖が起きる現象が一部の白血病に存在することを証明した。SNPアレイでクロモスリプシスの疑い例を検出でき、PNA (Peptide nucleic acid)-FISHで、動原体の異常が確認でき、クロモスリプシスの発症機序と関連があった。白血病のクロモスリプシスは、marker 染色体、 dmin (double minutes)、複雑核型、 17p欠失と関連があり、特にTP53遺伝子変異と関連があった。これらの症例は予後不良で、この機序の解明により治療対策をたてる必要があると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
新たな発がん機構と注目されているクロモスリプシス;染色体が一度に粉砕され、融合遺伝子や遺伝子の一部の欠失、増殖が起きる現象が一部の白血病の発症に存在することを証明した。SNPアレイCGH法、クロモスリプシスの発症機序に関連のある染色体分裂の異常がわかるPNA-FISH法によりクロモスリプシス関連白血病を検出できた。これらは、染色体の特殊な異常 (marker 染色体、double minutes、17p欠失)、複雑な染色体異常と関連があり、特にがん抑制遺伝子TP53変異と関連があった。これらの症例は予後不良であり、この機序の解明により、治療対策をたてる必要があると考えられた。
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