研究課題/領域番号 |
16K10053
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
小児科学
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研究機関 | 国立研究開発法人国立成育医療研究センター |
研究代表者 |
二村 恭子 国立研究開発法人国立成育医療研究センター, 免疫アレルギー・感染研究部, (非)研究員 (60596956)
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研究分担者 |
五十嵐 ありさ 国立研究開発法人国立成育医療研究センター, 免疫アレルギー・感染研究部, (非)研究員 (60572998)
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研究協力者 |
折原 芳波
松本 健治
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | ORMDL3 / 小児発症気管支喘息 / 小胞体ストレス / ウイルス感染 / アレルギー・ぜんそく / 免疫学 |
研究成果の概要 |
これまでに複数のゲノムワイド関連解析において、小児期発症の気管支喘息と強い相関を持つ領域として第17染色体q12-21が同定されており、疾患感受性遺伝子の有力な候補としてORMDL3分子に注目が集まっているが、その作用機序はこれまで明らかになっていなかった。 そこで私たちは今回の検討によってORMDL3分子がウイルス感染時に小胞体ストレスを介して気道炎症を増悪させる機序の一部を解明した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本邦では最近数十年の間にアレルギー疾患は急速に一般的な疾病となり、罹患する人口が非常に多くなっており、生活の質の低下や医療費の増大を招くことで社会的に大きな負荷となっている。また幼少期に罹患した場合、その後も症状が持続して重症化することや他のアレルギー疾患が続発する現象が認められることからも、早期の治療介入が望ましい。 今回の研究で私たちは小児早期発症の気管支喘息について、疾患感受性分子ORMDL3の病態に対する作用を明らかにし、将来的には喘息の新規治療につながる可能性を見出した。
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