研究課題/領域番号 |
16K10092
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
胎児・新生児医学
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研究機関 | 香川大学 |
研究代表者 |
日下 隆 香川大学, 医学部, 教授 (50274288)
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研究分担者 |
安田 真之 香川大学, 医学部附属病院, 講師 (00380155)
小谷野 耕佑 香川大学, 医学部附属病院, 助教 (20437685)
岡田 仁 香川大学, 医学部, 准教授 (30253272)
三木 崇範 香川大学, 医学部, 教授 (30274294)
岩瀬 孝志 香川大学, 医学部附属病院, 講師 (30284368)
上野 正樹 香川大学, 医学部, 教授 (30322267)
中村 信嗣 香川大学, 医学部附属病院, 助教 (30437686)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
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キーワード | 肝臓ビリルビン抱合能 / 脳内酸素代謝 / コプロポルフィリン / ABCC2 / 近赤外分光分析法 / 脳内Hb酸素飽和度 / 新生児黄疸 / 発達 / 近赤外光 / 抱合型ビリルビン / 尿中コプロポルフィリン比 / 新生児 / 黄疸 / MRP2/ABCC2 / ビルルビン / 脳酸素消費率 / 抗酸化作用 / 抱合ビリルビン / HPLC / ビリルビン |
研究成果の概要 |
肝臓ビリルビン抱合能と脳内酸素代謝の発達の関連性を検討するため、ビリルビン抱合能を血中抱合、非抱合ビリルビン計測による推定方法、脳内酸素消費を推定するNear-infrared spectroscopyでの脳内Hb酸素飽和度(ScO2)の測定値の信頼性を検討した。肝臓ビリルビン抱合能の推測には抱合型ビリルビンの排泄機能の評価が必要であるため、新生児を対象に、生後2週以降にその機能が一定となることを確認した。ScO2測定値の検討として、先天性心疾患小児例のカテーテル検査時に、内頸静脈血と大腿動脈血のHb酸素飽和度との同測定を行い、脳内酸素消費量の推定が可能となる生理学的意義を確認した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究結果を基に、ヒト特有の新生児黄疸の要因であるビリルビンIXαの変動(生後の一過性増加)と、活性酸素種産生増加の要因となる組織酸素消費率の低下(生後の増加)との関連性が検討出来る。ヒト特有で酸素消費量が最多臓器は脳であり、生理的黄疸の意義をヒト固有の脳酸素代謝の成熟による変化を基に裏付ける事が可能となる。脳酸素代謝率が生後に上昇するが、生直後はビリルビンIXαが上昇した後に低下し、抱合ビリルビンが上昇、排泄されるにつれて、つまりビリルビンUDP-グルクロン酸転移酵素活性が上昇するため、脳酸素代謝と肝臓のビリルビン抱合能の関連を認める事が予測される。
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