研究課題/領域番号 |
16K10102
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
胎児・新生児医学
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研究機関 | 奈良県立医科大学 |
研究代表者 |
中川 隆志 奈良県立医科大学, 医学部, 助教 (30571004)
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研究分担者 |
高橋 幸博 奈良県立医科大学, 医学部, 研究員 (60142379)
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研究期間 (年度) |
2016-10-21 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | Thrombopas / HemosilTMThrombopas / 新生児DIC / プロテインC |
研究成果の概要 |
新生児から乳児のPICI%、トロンビン生成、プロタック使用後のトロンビン生成と正常成人との比較を行った。新生児ではPC/PS制御系の未熟性と凝固因子の生理的産生低下により、抗凝固と凝固がうまくバランスをとっている。感染や仮死などで抗凝固能が低下すると、容易にDICになるためPC、PSやFFP投与の必要性を検討する余地があると考えられた。 PC活性が50%になるとPICI%はほぼ80%に近づき、PC活性が70%になるとPICI%は正常レベルまで上昇し、FFP投与後も大きな変化は見られない。そのためPC活性が50%以上であれば抗凝固能は保たれることが予想された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
新生児や乳児では、仮死や重症感染症となったときに、血液凝固能と血液抗凝固能のバランスが崩れやすく、播種性血管内凝固症候群を容易に引き起こしてしまう。そのため、新生児や乳児では、病初期からプロテインCやプロテインS、新鮮凍結血漿の投与が有効である。
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