研究課題/領域番号 |
16K10108
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
胎児・新生児医学
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研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
市塚 清健 昭和大学, 医学部, 准教授 (00338451)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | HIFU / 胎児治療 / TRAPsequence / 超音波治療 / TRAP sequence |
研究成果の概要 |
本研究で新たに画像用プローブを中央に配置したHIFUトランスデュサーを作成した。さらにHIFUセラミックは従来1枚であったが、熱傷の軽減を図る目的で今回は6分割とした。人の皮膚に最も近い幼若豚を用い、TRAPsequenceの治療対象血管径と同程度である腎葉間血管の血流閉塞実験を行った。6分割照射とすることで皮膚表面の定常波の発生とキャビテーションを抑えることで熱傷の軽減に繋がったと考えられた。本研究の知見により新たなTRAPsequenceに対する非侵襲的胎児治療に資するHIFU治療機器、条件および手技が新たに加わった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
胎児は将来の社会を担うヒトの出発点であり、健康な児の出生こそが健全な人間社会の源である。しかし、これまでは、胎児が母体内に存在すると言う理由から疾患の診断とその治療は難しいものとされて来た。特に胎児治療は、母体に侵襲を与え、また子宮筋への侵襲が早産という致命的な副作用を引き起こす可能性を有するために、その実地臨床での普及が著しく遅れて来た経緯がある。本研究は胎児治療のこの難点を一挙に解決する治療法の確立を目指すものである。本研究で良好な成績が得られれば、HIFU治療はTRAP sequence以外にも種々な疾患への応用が期待され、本研究が周産期医学の進歩に著しく貢献することは明らかである。
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