研究課題/領域番号 |
16K10113
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
胎児・新生児医学
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研究機関 | 長浜バイオ大学 |
研究代表者 |
奈良 篤樹 長浜バイオ大学, バイオサイエンス学部, 准教授 (60387959)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2019年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 胎盤細胞 / 妊娠維持ホルモン / ステロイドホルモン / エンドソーム / MLN64 / オルガネラ接触 / ミトコンドリア / オルガネラ近接 / 3D電子線トモグラフィー / コレステロール輸送 / 脂質 |
研究成果の概要 |
本研究では、胎盤細胞におけるエンドソーム-ミトコンドリア間の接触による新規コレステロール輸送の分子機構解明を目指した。その結果,後期エンドソームとミトコンドリアとの間で20nmほどの距離で緊密に接近し,数本の柱状の構造体でこの距離を保ち支えているいることを3D免疫電顕法によって明らかにした。この距離を保つ役割を持つ柱状の構造体は,妊娠維持ホルモンの産生に必要なMLN64を欠くと失われることから,エンドソームとミトコンドリアの距離維持が妊娠維持ホルモン産生に重要な役割を果たしていることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は,妊娠維持ホルモン産生に関連するコレステロール輸送の分子機構解明を目的とした。得られた本研究の結果は,胎盤細胞におけるステロイドホルモン産生の分子機構の一端が解明された。胎児の安定的成長を促す謎の多い胎盤機能の新たな提示ができたと考えており,波及効果が期待される。
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