研究課題/領域番号 |
16K10122
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
皮膚科学
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研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
皆川 智子 弘前大学, 医学部附属病院, 助教 (20436033)
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研究分担者 |
澤村 大輔 弘前大学, 医学研究科, 教授 (60196334)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 遺伝性角化異常症 / 魚鱗癬 / 電子顕微鏡 / 電子スピン共鳴 / 乾癬 / 葉状魚鱗癬 / 表在性表皮融解性魚鱗癬 / ESR / ichthyosis / electron spin resonance / 掌蹠角化症 / バリアー機能 / 電子スピン共鳴法 |
研究成果の概要 |
我々はスピンラベル法を角質の機能解析を用いて,炎症性角化症である乾癬患者さんの角質の構造異常を報告してきた.本研究では,遺伝性角化異常のモデルマウスの角質の構造異常をスピンラベル法で明らかにするとともに, 遺伝性角化異常症患者の電子スピン共鳴(ESR)のスペクトルを検討し,発症機構解明や新規治療法の開発に発展させることが目的である. 我々は遺伝性角化異常症特有のスペクトルを解析するために,1)動物モデルでESR,組織学的・電顕的に検討.2) 遺伝子変異が同定された魚鱗癬患者でESR,組織学的・電顕的に検討した.今後も侵襲の少ない診断法につながるよう症例を積み重ねたい.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで我々のグループはスピンラベル法を角質の機能解析を用いて,炎症性角化症である乾癬患者において角質の構造異常を報告してきた.本研究では,遺伝性角化異常のモデルマウスの角質の構造異常をスピンラベル法で明らかにするとともに, 遺伝性角化異常症患者の電子スピン共鳴(ESR)のスペクトルを検討し,発症機構解明や新規治療法の開発に発展させることを目的とした.患者と健常者の角質から得られたスペクトルは波形がやや異なっており,角化症のデータ解析の蓄積は発症機構解明につながり,侵襲の少ない診断法や新規治療法の開発に発展する可能性があり,社会的意義があると考えられる.
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