研究課題/領域番号 |
16K10140
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
皮膚科学
|
研究機関 | 公益財団法人がん研究会 (2018-2019) 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛 (2016-2017) |
研究代表者 |
西澤 綾 公益財団法人がん研究会, 有明病院 皮膚科, 副医長 (30431456)
|
研究分担者 |
山崎 直也 国立研究開発法人国立がん研究センター, 中央病院, 科長 (70501873)
田原 信 国立研究開発法人国立がん研究センター, 東病院, 科長 (50523198)
佐藤 貴浩 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 皮膚科学, 教授 (30235361)
石川 貴裕 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, 皮膚科学, 助教 (60782985)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
|
キーワード | 手足症候群 / マルチキナーゼ阻害剤 / 被覆材 / 皮膚障害 / 発汗抑制 / 塩化アルミニウム / レゴラフェニブ / 有害事象 / 新規予防対策 / ソラフェニブ / 発汗 / 汗腺機能 / 分子標的薬 |
研究成果の概要 |
レゴラフェニブで高頻度に発現する有害事象の手足症候群を、塩化アルミニウムの外用で手足の発汗を抑え、被覆材で除圧することにより抑制できるか検討した。対象はレゴラフェニブを120mgで開始予定の大腸がん患者で、観察期間は12週とした。現段階の登録者数は10例で試験中止症例は6例、試験遂行中4例で、完遂症例はいない。試験中止となった症例で、中止理由として手足症候群が原因となった症例はなく、病勢の進行が3例、高血圧が1例、血小板減少が1例、重症薬疹が1例であった。試験を施行した9例中7例で手足症候群が発現しており、重症であるGrade 3は2例22%となっている。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
まだ登録症例10例で登録予定の28例の半分以下であるため本研究の評価は難しい。しかし、当該薬の開始投与量を有害事象を減らす目的で160mgから120mgへ減量して開始したが、実際は観察期間の12週投薬可能であった症例は今のところ0例である。試験中止となった理由に手足症候群はなく、手足症候群以外の有害事象や病勢進行であった。休薬、減量については手足症候群が1例であった。手足症候群自体は7例で発現しているが、Grade 3は2例であった。塩化アルミニウムによる発汗抑制、被覆材による保護除圧で手足症候群発現抑制効果についての評価はできないが、手足症候群自体が治療中止の誘因とはならない可能性がある。
|