研究課題/領域番号 |
16K10141
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
皮膚科学
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
岩田 浩明 北海道大学, 大学病院, 助教 (20397334)
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研究分担者 |
西江 渉 北海道大学, 医学研究院, 准教授 (20443955)
氏家 英之 北海道大学, 大学病院, 講師 (60374435)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 自己免疫性水疱症 / 尋常性乾癬 / 経皮免疫 / Th17細胞 / 自己免疫 / Th17 / 後天性表皮水疱症 / 7型コラーゲン / 水疱症 |
研究成果の概要 |
自己免疫疾患の一つ後天性表皮水疱症のモデルマウスを用いて、経皮免疫法で病気の発症を誘導することを試みた。従来の方法と比べ工夫した点は、免疫方法をアジュバントと呼ばれる強力な免疫賦活剤をもちいる皮下注射法の代わりに抗原を皮膚に塗布して免疫する手法で行った。この際、マウスの皮膚に直接抗原を塗布するのではなく、抗原提示を効率的に行えるようにするためTh17細胞あるいは抗原提示細胞が活性化した状態をイミキモドクリームを外用して誘導した。免疫効果は弱いがアジュバントを用いずに抗体産生を誘導することに成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
自己免疫疾患は皮膚疾患の一つ尋常性乾癬に高率に合併するすることが知られているが、その理由は明らかではない。我々の結果は、尋常性乾癬の病態(Th17細胞優位)が、自己免疫性水疱症をきたしやすい可能性を示唆する所見である。つまり、ある種の皮膚疾患をきちんと治療コントロールできないと、さらなる次の疾患が生じてくる可能性を示している。合併症を増やさないためにも、病気を適切に治療することの必要性を示す重要な結果である。
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