研究課題/領域番号 |
16K10148
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
皮膚科学
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研究機関 | 山梨大学 |
研究代表者 |
猪爪 隆史 山梨大学, 大学院総合研究部, 講師 (80334853)
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研究協力者 |
谷口 智憲
冨樫 庸介
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 抗PD-1抗体 / 抗CTLA-4抗体 / TIGIT / LAG3 / メラノーマ / 免疫チェックポイント阻害剤 / PD-1 / LAG-3 / PD-L1 / CD155 / MHC classII / 癌免疫 / 免疫チェックポイント |
研究成果の概要 |
本研究では腫瘍拒絶の中心的役割を担うヒト腫瘍浸潤リンパ球を用いたin vitroの実験やヒトの体に近づけたマウスモデルを用いたin vivoの治療実験で以下を実証した。(1)新規免疫チェックポイント候補分子であるTIGIT, LAG3がPD-1と同様に腫瘍特異的な腫瘍浸潤T細胞に選択的に発現され、T細胞の機能を協調して抑制していること(2)これらを同時に阻害することで腫瘍特異的T細胞を相乗的に効率よく活性化できること
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在、がん治療に使用される抗PD-1抗体、抗CTLA-4抗体は一部のメラノーマ患者に高い効果を示すが、効果がない例、強い副作用が出る例も存在する。本研究では新規免疫チェックポイント候補であるTIGITとLAG3をPD-1とともに阻害すれば効果増強、副作用軽減が可能となる可能性を示した。この結果は今後の免疫チェックポイント阻害剤によるがん治療の効率化、安全化に高く貢献する可能性がある。
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