研究課題/領域番号 |
16K10149
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
皮膚科学
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研究機関 | 信州大学 |
研究代表者 |
木庭 幸子 信州大学, 学術研究院医学系, 准教授 (20436893)
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研究分担者 |
奥山 隆平 信州大学, 学術研究院医学系, 教授 (80292332)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 悪性黒色腫 / 循環腫瘍細胞 / 病期 / 分子標的治療薬 / 体細胞変異 / 分子標的治療 / 免疫チェックポイント阻害薬 / 遺伝子変異 / BRAF遺伝子 / メラノーマ / PD1抗体薬 / CTLA抗体薬 / 分子標的薬 / 癌遺伝子 / 腫瘍特異的免疫応 |
研究成果の概要 |
悪性黒色腫における循環腫瘍細胞(CTC)のバイオマーカーとしての可能性を探索するために,病期ごとのCTC数の解析,治療経過中のCTC数の推移の解析,および質的変化の解析を行った.(1)ステージⅠ - Ⅲの術前患者と遠隔転移を有する進行期患者ではステージが進むにつれて数が増える傾向を予測したが有意差が見出されなかった.(2)ダブラフェニブ+トラメチニブを投与された患者では,腫瘍の抗腫瘍効果とCTC数の推移が相関する傾向がみられた.(3)進行期悪性黒色腫患者のCTCの体細胞遺伝子変異の解析を行ったところ,CTCにはリンパ節転移にみられた変異以外にも多様な体細胞変異が検出された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究ではCTCの多様性を示すとともに,個別化医療の標的となる体細胞変異を検出できる可能性を示した.また,分子標的治療の治療効果と相関することが示され,治療効果予測のバイオマーカーとしても有用であるとともに,血液は転移病巣にくらべて採取しやすいため治療薬の選択にも役立つ.解析手法の複雑性が課題であり,より簡便で迅速な解析方法の開発が望まれる.
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