研究課題/領域番号 |
16K10169
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
皮膚科学
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研究機関 | 京都府立医科大学 |
研究代表者 |
浅井 純 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 講師 (50438222)
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研究分担者 |
田畑 泰彦 京都大学, ウイルス・再生医科学研究所, 教授 (50211371)
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研究協力者 |
金丸 麻衣
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | ナノ粒子 / 腫瘍特異的リンパ球 / 皮膚悪性腫瘍 / 悪性黒色腫 / 癌 / ナノバイオ |
研究成果の概要 |
まず、抗がん剤含有ナノ粒子を作成した。抗がん剤にはドセタキセル、ナノ粒子にはPLGAを選択した。ドセタキセルとPLGAを有機溶媒に融解させ、界面活性剤水溶液中でエマルジョン化した。リンパ球へのナノ粒子取り込みをクマリン含有ナノ粒子で代用し、共焦点レーザー顕微鏡にて検討したところ、リンパ球内にクマリンの取り込みが確認できた。しかしドセタキセルPLGAナノ粒子含有リンパ球を作成し、血管肉腫細胞と共培養して抗腫瘍効果を検討したところ、細胞増殖試験、フローサイトメトリーにて有意な細胞増殖抑制効果は得られず、リンパ球への薬剤の取り込み効率をさらに上げる必要があると考えた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今までにリンパ球をドラッグデリバリーシステムに応用するという試みはされておらず、本研究は、リンパ球をドラッグキャリアとして利用する初の試みであり、有意な抗腫瘍効果は認められなかったものの、リンパ球への薬剤取り込みが確認出来たことより、今後の新たなリンパ球を用いたドラッグデリバリーシステムの可能性を見出した研究であるといえる。
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