研究課題/領域番号 |
16K10177
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
皮膚科学
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
池田 志斈 順天堂大学, 医学部, 教授 (40193198)
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研究分担者 |
岡 晃 東海大学, 総合医学研究所, 講師 (80384866)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 円形脱毛症 / 遺伝子解析 / マイクロサテライトマーカー / 次世代シークエンサー / 遺伝子同定 / ゲノム編集 / ノックアウトマウス / マイクロアレイ / GWAS / 疾患感受性遺伝子 / ゲノム解析 / 次世代シークエンス / モデルマウス / 多型DNAマーカー / 疾患遺伝子 |
研究成果の概要 |
4 MbのHLA-C領域のリスクと非リスクハプロタイプを次世代シークエンサーで解析し、5つのリスクハプロタイプのみに共通する唯一のnon-synonymous single nucleotide variant (NSSNV)を同定した。ゲノム編集技術により、このvariantのマウスカウンターパートをマウスに導入したところ、約55%のマウスが生後8カ月で円形脱毛症(AA)に類似する脱毛巣を生じた。また本variantが検出された遺伝子のノックアウトマウスを作成したところ、water avoidance stress testにより、27%のマウスにおいてAA類似の脱毛巣が見られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これら研究により、1)多因子性疾患の遺伝子解析にマイクロサテライトマーカー法が有用であること、2)本遺伝子とそのSNSNVによりAAの18%が惹起されることが判明したこと、3)本variantを有する患者群の解析によりAAのサブタイプが判明すること、4)そのタイプ特異的治療法の開発が可能となること、5)そのタイプ以外のAAサブタイプを同定し、更なる遺伝子同定に寄与し得る点、が有意義と思われる。
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