研究課題/領域番号 |
16K10179
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
皮膚科学
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研究機関 | 聖マリアンナ医科大学 |
研究代表者 |
門野 岳史 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 教授 (80292910)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 悪性黒色腫 / PD-1 / CTLA-4 / poly IC / 抗PD-1抗体 / イミキモド |
研究成果の概要 |
悪性黒色腫に対する治療として免疫チェックポイント阻害薬は画期的な効果を示したが、効果を示すのは3割程度に過ぎない。免疫チェックポイント阻害薬との相乗効果を期待して局所免疫の併用による悪性黒色腫に対する治療効果を検討した。悪性黒色腫細胞をマウス背部に注射し、腫瘍が形成された段階で、免疫チェックポイント阻害薬である抗PD-1抗体もしくは抗CTLA-4抗体を腹腔内に投与した。それに加えて、腫瘍局所に異種の免疫グロブリンを注射し、さらに、免疫を賦活化するpoly ICを加えることで、一層の腫瘍抑制効果を示した。こうした腫瘍抑制効果は、IL-6の増加及びIL-10の低下を反映していた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
悪性黒色腫に対する治療として免疫チェックポイント阻害薬が用いられるが、全ての患者さんに効果を示すわけではなく、種々の併用療法が模索されている。今回の研究で、免疫チェックポイント阻害薬に加えて局所免疫療法として異種の免疫グロブリンと免疫賦活薬を加えることで、抗腫瘍効果が高まることが判った。今回の動物実験の結果を人に応用することで、より効果的な免疫チェックポイント阻害薬を活用した悪性黒色腫の治療に繋がる可能性が考えられる。
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