研究課題/領域番号 |
16K10185
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
精神神経科学
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
渡部 雄一郎 新潟大学, 医歯学系, 准教授 (90401744)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | 統合失調症 |
研究成果の概要 |
統合失調症発端者・両親トリオのエクソーム解析に基づいてリスク遺伝子を確定し、死後脳研究によりリスク遺伝子の脳内発現異常を明らかにすることが本研究の目的である。2トリオのエクソーム解析では、両家系に共通する候補リスク変異としてFBXO18遺伝子の稀なフレームシフト変異を同定した。患者96人を対象とした同遺伝子コード領域のシーケンスでは、3個の稀な非同義変異を検出した。しかし、関連解析(1,376対1,496)では、これらの変異と統合失調症との有意な関連は認められなかった。FBXO18遺伝子の稀な変異が統合失調症の病因に関与することを示す根拠は得られなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では統合失調症のリスク遺伝子を同定するには至らなかった。その主な理由として、サンプル数が十分でないことがあげられる。今後は自施設でのサンプル収集をさらに進めるとともに、多施設共同研究を拡大し、日本人は遺伝的な均質性が高いという利点をいかした優れた研究デザインを組むことで、統合失調症の発症に大きな効果をもつリスク遺伝子を確定できるものと予想される。
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