研究課題/領域番号 |
16K10211
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
精神神経科学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
田中 聡 名古屋大学, 医学部附属病院, 講師 (00456675)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 260千円 (直接経費: 200千円、間接経費: 60千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 摂食障害 / VBM / 生理活性物質 / 質問紙 / 肝障害 / 再栄養療法 / 神経性やせ症 / 回避・制限型食物摂取症 / 精神医学 / 飢餓 / 栄養 / 脳構造画像 / 脳神経疾患 / 食品 / 内科 / 臨床 |
研究成果の概要 |
(1)患者群では低栄養により脳の広い領域が容積低下を来すことを確認し、自己身体像についての不満と関連する領域を特定した。また、低体重の影響がなくても患者群では容積が低下している脳領域を見出した。(2)慢性ストレスへの耐性との関連が疑われる生理活性物質(IL-18)について、患者群では血中濃度が低下し、体格指数との相関関係が健常者とは異なることを明らかにした。(3)一般学生にアンケート形式の調査を行っても、摂食障害を早期発見することはできないことを実証した。(4)低栄養患者の栄養療法の際に生じる肝障害について治療因子との関連を検討し、治療手技の合理化を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
1)神経性やせ症など病的やせを伴う摂食障害について、脳画像の変化と精神症状の関係・ストレス耐性との関係が疑われる血中物質IL-18の変化について調べ、摂食障害のメカニズムの一端を明らかにした。2)アンケート形式の調査を一般大学生に対して行い、摂食障害の早期発見を試みたが、この調査形式では困難であることを明らかにした。3)病的や背の状態で栄養療法を行うと生じることがある肝障害について、その原因となる要因をあきらかにし、栄養療法の方法の合理化を行った。
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