研究課題/領域番号 |
16K10222
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
精神神経科学
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
仲秋 秀太郎 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 研究員 (80315879)
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研究分担者 |
三村 將 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (00190728)
宮田 淳 京都大学, 医学研究科, 講師 (90549099)
川口 彰子 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 研究員 (20632699)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2019年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | QOL / 精神症状 / 認知症 / 脳基盤 / 脳画像 / 老年精神医学 / テンソル画像 |
研究成果の概要 |
認知症に併発する精神症状により介護者と患者の生活の質(QOL)が低下するので、その神経基盤の解明は重要課題である。本研究では多種類の脳画像を用いてQOLの神経基盤と認知症に併発する精神症状の神経基盤との二点を明らかにした。QOLの因子分析を行い「心理的幸福感」「対人関係」「身体と生活環境」の3因子を同定し、前部帯状回を中心とした前頭葉の脳血流がQOLと関連していた。認知症の精神症状と頭部MRIによる白質病変との関連性の検討により、アパシーや易刺激性、異常行動と前頭葉の白質病変との相関を見出した。アルツハイマー型認知症とレビー小体型認知症の誤認妄想の脳基盤の差異を脳血流画像により明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
認知症における精神症状やQOLの神経基盤を明らかにしたので、認知症の精神症状とQOLに関与する新たな病態モデルを提供でき、QOLと関連する脳基盤は認知症患者の社会的認知能力を担う脳の働きの解明にも繋がる。新たな視点による精神症状への介入が開発でき、日常生活における患者のQOLの改善に貢献する新たな介入の開発と波及が今後期待できる。
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