研究課題/領域番号 |
16K10234
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
精神神経科学
|
研究機関 | 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター |
研究代表者 |
太田 深秀 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター, 神経研究所 疾病研究第三部, 客員研究員 (00582785)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | MRI / PET / 大うつ病性障害 / DTI / DKI / NODDI / 精神生理学 |
研究成果の概要 |
水分子の拡散現象を利用して生体組織の性質を画像化する拡散強調画像は、超急性期脳梗塞を敏感に描出できることから1990年代後半に急速に臨床応用が進んだ。また、近年開発された拡散尖度画像は従来の指標と比較して微細構造変化を鋭敏に捉えることが可能であると考えられている。我々は健常被験者や大うつ病制障害患者、双極性障害患者を対象にこの拡散尖度画像を用いて精神疾患に特徴的な局所脳形態変化を明らかにした。 また精神疾患モデルマウスを用いた研究として大うつ病性障害モデルラットを対象に [11C]PK11195を用いた検査を行い、うつ病モデル化前後での脳内炎症の差異をPETにより明らかにした。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今回注目した拡散尖度画像は被験者に対する侵襲もほとんどなく、安定で量的な測定が可能である。脳形態画像情報という中間表現系の検討することで、精神疾患に特徴的に生じた変化が発症の原因および経過の何れと関連するプロセスなのかを今後あきらかにできるものと考える。さらに、positron emission tomographyのような精神疾患モデル動物を対象としたin vivoでの評価系が確立されれば、新規の抗精神病薬の開発などにおいて非常に有益と考えられる。
|