研究課題/領域番号 |
16K10250
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
精神神経科学
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研究機関 | 立命館大学 (2019) 滋賀医科大学 (2016) |
研究代表者 |
中谷 仁 立命館大学, 生命科学部, 講師 (00342717)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 自閉症 / 疾患モデルマウス / 体重減少 / 肥満 / ADHD / 社会性行動試験 / 発達障害 / 脳神経疾患 / 行動学 / 遺伝学 |
研究成果の概要 |
自閉症スペクトラム(ASD)は、社会性、コミュニケーションの問題や情動行動などで定義される広汎性発達障害の一つである。その病因は諸説あるが不明である。そこで本研究ではその生物学的病因の解明を目指し、ヒトASD患者で頻繁に見られる染色体異常と同じ異常を遺伝学的に持ったASDモデルマウスを開発し、それの持つ生物学的異常を調べた。そうすると、このASDモデルマウスは循環器系に重大な異常を持ち、生後間もなくそれが原因で9割以上の子供が死ぬ事が明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究によりASDモデルマウスは発生学的に重篤な致死性を示し、9割以上の子供が途中で死んだ。この様に高い致死性を示すASDモデル動物はあまり報告がなく、ASDの生物学的異常を考える上で貴重なモデルであると言うことが可能である。また少数の生き延びたモデルであっても、注意欠陥、多動性障害(ADHD)様の行動を示した。ASDモデルで多動を示す様なモデルはあまりなく、ヒトADHDの病態を考える上で重要である、と考えられる。
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