研究課題/領域番号 |
16K10259
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
精神神経科学
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研究機関 | 帝京大学 |
研究代表者 |
渡邊 由香子 帝京大学, 医学部, 講師 (00709727)
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研究分担者 |
池淵 恵美 帝京大学, 医学部, 教授 (20246044)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 統合失調症 / リカバリー / 精神科デイケア / 認知機能 / 社会機能 / デイケア / リカバリ‐ / 精神障害リハビリテーション |
研究成果の概要 |
統合失調症のリカバリーがどの程度みられるか、統合失調症圏のデイケア利用者163名を対象に実態を後ろ向き調査し、症状や社会生活機能、主観的体験などとの関連を面接調査にて検討した。その結果、デイケア開設当初を除き、デイケア利用開始からほぼ20年のうち、当初の5年で症状や社会機能が改善し、それが維持されていたことが示された。また改善と並行して就労者や一人暮らしの割合の増加がみられた。婚姻者は少数で、薬物療法の主剤(定型薬・非定型薬)による差異はみられなかった。面接調査では、対象者のリカバリー達成度は精神疾患一般と同程度で、精神症状、認知機能、社会機能とリカバリーはそれぞれ負、負、正の関連を認めた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
デイケアを経過した統合失調症患者では、当初の5年で社会機能や精神症状が改善し、その後20年の経過の中でその改善が維持されていたことを実証できてことで、社会生活に障害を持つ統合失調症にとって包括的なリハビリテーションの重要性が示された。パーソナルリカバリーの達成度は精神疾患一般と同程度で比較的良好であったことが示された。その中で、就労や住環境、婚姻といった社会的要因に関する課題や、精神症状、認知機能、社会機能がリカバリーと関連していた。リカバリーに影響を与える要因が示されたことで、統合失調症の社会生活を改善するための介入が明確になった。
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