研究課題/領域番号 |
16K10261
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
精神神経科学
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研究機関 | 東京女子医科大学 |
研究代表者 |
西村 勝治 東京女子医科大学, 医学部, 教授 (60218188)
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研究分担者 |
菅原 裕子 熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 助教 (90610692)
小林 清香 埼玉医科大学, 医学部, 講師 (40439807)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2019年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 臓器移植 / レシピエント / 心理社会的評価 / 精神医学 |
研究成果の概要 |
臓器移植患者には精神障害が高頻度に出現し、予後(移植臓器の拒絶、廃絶、死亡等)に悪影響を及ぼす。また長期予後を決定するノンアドヒアランスはしばしば心理社会的な問題から生じる。このため移植施行前に行われる心理社会的評価は臓器移植の適応基準の一部となるばかりでなく、移植適応となった患者に対しても適切な心理社会的介入に繋ぐ重要な根拠となる。しかし、わが国には標準的な評価ツールが存在しない。欧米のツールをメンタリティや移植事情の異なるわが国にそのまま転用することもできない。そこで海外と国内の知見を集約し、我が国の事情に即した臓器移植希望者(レシピエント)の心理社会的評価のガイドラインを作成した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究によって作成された臓器移植希望者(レシピエント)に対する心理社会的評価のためのガイドラインによって、①施設を超えて一定のコンセンサスを得た評価を行うことが出る、②移植適応基準における心理社会的・精神医学的評価の信頼性を担保できる、③予後に悪影響を及ぼす心理社会的な要因を特定し、介入に繋ぐことが出来るため、移植患者の予後の改善およびQOLの向上に寄与できる、④脳死・心臓死下臓器提供への国民の理解促進にも寄与できる、等が期待できる点で学術的、社会的意義を有している。
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