研究課題/領域番号 |
16K10293
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 埼玉医科大学 |
研究代表者 |
上田 重人 埼玉医科大学, 医学部, 非常勤講師 (20646947)
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研究協力者 |
上田 之雄 浜松ホトニクス中央研究所
山下 豊 浜松ホトニクス中央研究所
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | ヘモグロビン / 水 / 脂肪 / 酸素飽和度 / 拡散光スペクトロスコピー / 乳がん / 乳癌 / 化学療法 / 組織酸素飽和濃度 / 光イメージング / 近赤外光 / 薬物療法 |
研究成果の概要 |
我々は乳癌の術前化学療法において、時間分解拡散光スペクトロスコピーイメージング装置(TRS)を用いて、治療前、1-3サイクル後に腫瘍ヘモグロビン濃度(tHb,μM)を計測し、その減少率が大きい治療反応群は非反応群と比較して、病理学的完全奏効率が高かった。 ブロードバンドなセンシング技術を採用することで、マルチパラメトリックな組織代謝パラメータの測定装置(以下 TRS-21-6W)の開発をした。TRS-21-6Wによる乳がん病変部と正常組織を比較したところ、腫瘍では正常組織に比べてtHbや水分量 (Water,%)が多く、脂肪量(Lipid,%)が低いなど特徴を有した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
1)MRIやFDG-PETは造影剤の使用や費用の面から実地医療では使用回数に制限がある。この点、拡散光イメージングは近赤外光を体表面に照射するだけで画像構築ができるため、侵襲が少なく、患者さんに何回でも測定できるという利点がある。 2)ヘモグロビン濃度のほかに、酸素飽和度・水・脂肪濃度、散乱強度を加えたマルチパラメトリック拡散光イメージングの構築が可能となり、本邦初の試みである。
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