研究課題/領域番号 |
16K10299
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 川崎医科大学 |
研究代表者 |
中島 一毅 川崎医科大学, 医学部, 特任教授 (10351909)
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研究分担者 |
椎名 毅 京都大学, 医学研究科, 教授 (40192603)
櫻井 早也佳 川崎医科大学, 医学部, 講師 (90771270)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | Auto Strain Ratio System / Comprehensive Ultrasound / エラストグラフィ / 乳房腫瘍 / 超音波検査 / 血流評価 / 特異度向上と疑陽性率低減 / 組織像予測 / Elastography / Strain elastography / Ultrasound / Elastography phantom / Auto Diagnosis Algorithm / Strain Elastography / Elastography Phantom / Breast Phantom / Breast Mass / Breast Cancer / Quality Control |
研究成果の概要 |
超音波エラストグラフィのうち、日本発のStrain Elastograpyは海外での認知度が低く、エラストグラフィといえばフランス発のShearwave Elastographyを指す。これは主観的評価(バイアス多)が中心であったことに起因する。 今回の研究では客観的診断手法であるStrain Ratioから各種バイアス排除したAuto Strain Ratio Systemを開発、臨床試験よる有用性評価、診断アルゴリズムの完成を目的とした。残念ながら研究が遅れており、まだ新診断アルゴリズムを用いた臨床試験の際中である。間もなく報告可能となるため、書籍として出版を予定している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
乳房超音波検査(US)は乳房精密検査の最初に行われる。これまでのUSでは乳房腫瘤を認めた場合、一部の病変以外は診断が確定せず生検されていた。良性病変であれば、本来、生検は不要であり、USだけで最終診断できる対象を増やすことが重要と考えた。 これにはエラストグラフィやドプラによる質的診断が重要である。そこで精度管理が可能なASRSをBモード、ドプラを総合的に診断するComprehensive Ultrasound(研究代表者が以前、概念を命名、論文報告済)のアルゴリズムを作成、有用性を証明する研究を企画した。本アルゴリズムが普及すれば、不要な生検が減らせ、患者負担の軽減に貢献すると思われる。
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