研究課題/領域番号 |
16K10312
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
川井 恒 名古屋大学, 医学部附属病院, 講師 (50378147)
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研究分担者 |
田岡 俊昭 名古屋大学, 医学系研究科, 特任教授 (30305734)
長縄 慎二 名古屋大学, 医学系研究科, 教授 (50242863)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 磁気共鳴画像 / 血管周囲腔 / ガドリニウム造影剤 / 画像診断学 |
研究成果の概要 |
ガドリニウム造影剤の静脈内投与の4時間後に撮像したMRI画像を用いることにより、血管内から皮質静脈周囲のくも膜下腔へガドリニウム造影剤の漏出があることを非侵襲的に確認することができた。また、その漏出の有無については年齢に関係していることが確認でき、37歳以上の被検者ではほとんどの患者で皮質静脈周囲への漏出がみられた。それと比べると37歳未満の被検者ではガドリニウム造影剤の漏出する患者も一部にみられたがそれ以上の年齢の被検者群と比較しガドリニウム造影剤の漏出を示す割合が少ないことを示すことができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
脳内のGlymphaticシステムの評価ができることによる臨床的あるいは社会的な利益はきわめて大きいと考えられる。Glymphatic システムは哺乳動物の中枢神経系の廃棄物の排出経路と考えられており、このシステムの解明はアルツハイマー病、パーキンソン病などでの高次脳機能などの障害の病態解明につながる可能性がある。今回このシステムの年齢による機能変化をみることができ、今後これらの疾患や加齢による影響の解明にもつながる可能性があると考えられる。
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