研究課題/領域番号 |
16K10314
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
海野 真記 三重大学, 医学部附属病院, 助教 (30649059)
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研究分担者 |
前田 正幸 三重大学, 医学系研究科, 寄附講座教授 (70219278)
野本 由人 三重大学, 医学系研究科, 寄附講座教授 (10252363)
中山 良平 立命館大学, 理工学部, 教授 (20402688)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 頭頚部腫瘍 / 機能的MRI撮影法 / 画像解析 / arterial spin labeling / 頭頸部腫瘍 / 癌 / 放射線 / 解析・評価 |
研究成果の概要 |
MRI を用いた血流と拡散の研究は、脳腫瘍で活発に行われ臨床的にも有用性が確立しているが、頭頸部腫瘍においては十分に検討がされていない。本研究の目的は、3 テスラMRI を使い、頭頸部腫瘍における血流と拡散の情報を非侵襲的に取得する新たな撮影法とそれらのデータを定量評価するための解析ソフトウェアを開発することである。ターボスピンエコー法を用いたarterial spin labelingという血流撮像法と拡散強調画像で頭頚部腫瘍の定量的評価法の確立を試みた。血流量と拡散の情報を解析するソフトウェアを使うことで頭頚部腫瘍の診断で良悪性の鑑別が可能となり、腫瘍の質的診断に有用であることを証明した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
頭頚部腫瘍を評価する非侵襲的な診断方法としてMRIを活用することは理にかなっている。本研究で開発された新しい血流と拡散の撮像方法を用いて得たデータを同時に解析できるソフトウェアは頭頚部腫瘍の良悪性の鑑別および質的診断、頭頚部悪性腫瘍の放射線治療後の変化において優れた診断精度を示した。頭頚部腫瘍の良悪性鑑別および質的診断、早期治療効果を非侵襲的に診断する本研究成果は、臨床への大きな貢献につながる。
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