研究課題/領域番号 |
16K10317
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
浦山 慎一 京都大学, 医学研究科, 特定研究員 (10270729)
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研究分担者 |
鈴木 崇士 京都大学, 医学研究科, 特定助教 (10572224)
武田 和行 京都大学, 理学研究科, 准教授 (20379308)
松橋 眞生 京都大学, 医学研究科, 特定准教授 (40456885)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | MRI / 7テスラ / 磁場均一性 / シムコイル / 高インピーダンスコイル技術 / 7T-MRI / B0均一性 / 高インピーダンスコイル / 超高磁場MRI |
研究成果の概要 |
一般的な臨床用MRI装置の数倍の磁場強度を持つ7テスラMRI装置は、その高い信号ノイズ比などから臨床へも利用され始めるなど、重要性はますます高くなっている。本研究では、本装置において大きな問題となっている静磁場の不均一問題に関して、我々が有する超薄型シムコイル開発技術を基に、既存のRFコイルに組み合わせて利用可能な安価かつ有用性の高いシムコイルの開発を目指した。まず球面調和関数型を設計し、次に、マルチコイル型の開発に取り組んだ。また、非常に高価なRFコイルに悪影響を及ぼさない様に、並列共振回路や高インピーダンスコイル技術などを用いた結果、ベンチテスト上で有用な結果を得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
一般的な臨床装置の数倍という高い磁場強度を持つ7テスラMRI装置は、その高い信号ノイズ比から、科学研究のみならず臨床上でも大いに期待されている。生体の複雑な構造が脳内の磁場を乱す不均一磁場問題は、7テスラMRI装置ではその高い磁場強度のために更に大きく、磁場補正に用いるシムコイルというデバイスの新規開発が重要となっている。本研究では、我々が有する超薄型シムコイル開発技術を基に、既存のRFコイルに組み合わせて利用可能な安価かつ有用性の高いシムコイルの開発を目指した。本研究により、7テスラMRIで有利とされているMRスペクトロスコピー法が機能的MRI法の精度が向上することが期待出来る。
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