研究課題/領域番号 |
16K10318
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
磯田 裕義 京都大学, 医学研究科, 特定教授 (20309214)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | MRスペクトロスコピー / 肝臓 / 糖代謝 |
研究成果の概要 |
肝実質の31P MRスペクトロスコピーを、糖尿病治療食での食事療法直前と食事療法開始1週間後の2回撮像した。肝臓の糖代謝に半定量的に評価する方法として、β-ATPの信号強 度と全Pスペクトルの信号強度の比(β-ATP比)が最も適していた。食事療法が奏功しなかった群に比して、食事療法が奏功した患者群では、食事療法開始1週間 後のβ-ATP比がより上昇した。本研究では撮像体位を含めた31P MRスペクト ロスコピーの至適撮像条件を確立することができた。さらに臨床例での検討から、肝臓の糖代謝の変化を評価する方法として、31Pを用いたMRスペクトロスコピーが有用であると思われた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
31Pを用いたMRスペクトロスコピーで、肝臓内のATP、ホスホモノエステルとホスホジエステルを糖尿病患者で直接測定し、糖代謝及び細胞膜のリン脂質代謝の変化を詳細に評価した報告はこれまでになかった。肝臓における31P MRスペクトロスコピーの研究報告自体が少なく、本研究では撮像条件の検討も1から始めないといけなかったが、撮像体位を含めた31P MRスペクト ロスコピーの至適撮像条件を確立することができた。さらに臨床例での検討から、肝臓の糖代謝及び細胞膜のリン脂質代謝の変化を評価する方法として、31Pを 用いたMRスペクトロスコピーが有用であると思われた。
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