研究課題/領域番号 |
16K10327
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
放射線科学
|
研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
吉田 茉莉子 順天堂大学, 医学部, 非常勤助教 (30755525)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | 多発性硬化症 / 視神経炎 / DKI / NODDI / TBSS / ミエリンマップ / コネクトーム / 視神経脊髄炎 / g-ratio / DTI / NABT / optic pathway / visual evoked potentials / 脳神経疾患 / 脳・神経 / 神経科学 / 画像診断 |
研究成果の概要 |
多発性硬化症(MS)において拡散テンソル(DTI)および、新しい手法であるdiffusional kurtosis imaging(DKI)、Synthetic MRI, neurite orientation dispersion and density imaging(NODDI)、さらにはg-ratioを用いたコネクトーム解析を行った。拡散MRIによる最先端の脳内解析を用いると、従来法より鋭敏にMSにおける白質や灰白質の障害を検出でき、これらの拡散指標がMSの臨床指標と相関することを報告した。以上の研究結果よりMSの病理変化の検出にこれらの拡散MRIが有用と考えられる。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
MS患者において、拡散テンソル解析に加えてDKIやsynthetic MRI併用によるNODDI、コネクトーム解析を行った報告は未だ少ない。脳内の異常を定量的に評価できる拡散解析は、病態生理の解明に寄与し学術的にも意義がある。これまでの研究で、MS患者のNABTや皮質の異常を鋭敏に捉えことができ、臨床症状との相関を得た。これらの指標による変化がどのような微細構造の変化に基づいているのか解明できる可能性がある。今後これらのイメージングがMS患者の治療において反応性の評価や早期診断に有用であることが確立されればMS患者の新規治療薬の有効性の評価や早期の治療開始の判断に有用であることが期待される。
|