研究課題/領域番号 |
16K10331
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 藤田医科大学 |
研究代表者 |
横山 須美 藤田医科大学, 保健学研究科, 准教授 (20354699)
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研究分担者 |
黒澤 忠弘 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 計量標準総合センター, 研究グループ長 (90356949)
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連携研究者 |
外山 宏
鈴木 昇一
加藤 良一
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,940千円 (直接経費: 3,800千円、間接経費: 1,140千円)
2018年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
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キーワード | IVR / 水晶体 / 被ばく低減 / 防護 / 最適化 / インターベンショナルラジオロジー / 医療スタッフ / 防護の最適化 / 線量評価 / 放射線防護 / 等価線量 / 散乱X線 / エネルギースペクトル / 放射線防護・最適化 / 水晶体被ばく |
研究成果の概要 |
2011年4月にICRPが計画被ばく状況における職業人の眼の水晶体の新しい等価線量限度を勧告したことから、本研究では、医療スタッフの中でも被ばく線量が高いことが予想されているインターベンショナルラジオロジー(IVR)に携わる医療スタッフの水晶体被ばく線量を人体を模擬したファントムを用いた実験的研究及び、実際の臨床現場における医療スタッフの線量測定を行うといった両面から研究を進めてきた。結果、既存の防護具等を適切に使用することにより被ばく低減が可能で、法令を遵守できることを明らかにした。また、データベースを作成し、線量と防護方法を可視化することを試みた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
医療従事者の中でも比較的被ばく線量が高いとされるIVR術者の水晶体の等価線量評価法を確立し、線量の実態を把握、あわせて既存の防護方法での被ばく低減の可能性を示すことで、わが国の規制において水晶体の等価線量限度が引き下げられた場合にも、より現実的な方法により、規制運用に迅速対応でき、法令遵守を可能にすることができるものと考えられる。また、防護プログラムの開発により、医療従事者の放射線防護への意識を高めることができ、より被ばく低減が進むものと考えられる。
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