研究課題/領域番号 |
16K10337
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 弘前大学 |
研究代表者 |
吉田 光明 弘前大学, 被ばく医療総合研究所, 教授 (60182789)
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研究分担者 |
三浦 富智 弘前大学, 保健学研究科, 准教授 (20261456)
有吉 健太郎 弘前大学, 被ばく医療総合研究所, 助教 (50462750)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 染色体線量評価法 / PCC-ring法 / 細胞同調法 / 染色体線量評価 / PCC法 / 被ばく医療 |
研究成果の概要 |
本研究では、広範囲の被ばく線量に対応する高精度な線量評価法の確立を目的として細胞同調法とPCC法を併用することの有用性を確認した。これまでの研究から、0~15Gyの広範囲にわたって、8時間のリリースにより、高頻度のG2/M期の細胞を得られることが明らかとなり、細胞同調法の併用の有効性を確認できた。また、様々な条件下で環状染色体の頻度に影響があるか否かの解析を行った結果、同一のリリース時間で比較すると大きな差は得られなかった。一方、同じリリース時間で線量を変えて解析した結果、線量依存性が確認された。現段階では環状染色体の判定基準があいまいであることから、基準を明確に定めることが急務と考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現実の被ばく事故を想定した場合に0~20Gyの広範囲にわたって一つの手法で線量評価が可能となれば、早期に被ばく線量の推定に大きく貢献する。本研究において解析の対象とした環状染色体も線量依存性があることから、細胞同調法を用いて方法が確立することが急務と考えられる。本研究で得られた結果は未だ改良の余地があることが明らかとなった。また、環状染色体の解析基準も国際的に早急に確立することが必要と考えられる。
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