研究課題/領域番号 |
16K10346
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
中本 裕士 京都大学, 医学研究科, 准教授 (20360844)
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研究協力者 |
石守 崇好
佐野 紘平
八十田 明宏
増井 俊彦
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | ソマトスタチン受容体 / PET/CT / サルコイドーシス / 腎細胞癌 / 腫瘍性骨軟化症 / 異所性ACTH産生腫瘍 / DOTATOC / ソマトスタチン受容体イメージング / PET / オクトレオスキャン / 生理的集積 / 画像診断 / 神経内分泌腫瘍 |
研究成果の概要 |
Ga-68標識オクトレオタイド(DOTATOC)を投与してPET/CTを撮像し、サルコイドーシス、腎細胞癌術後、腫瘍性骨軟化症、異所性ACTH産生腫瘍が疑われている患者に投与し、DOTATOC-PET/CT検査の臨床的有用性を検討した。一部の症例において従来の画像診断法で得られない、治療方針に役立つ情報が得られる可能性が示された。またDOTATOC投与後から撮像までの待機時間を30分としても、ガイドラインで推奨されている約1時間後とほぼ同等の診断能を持つ画像が得られる可能性が定性的・定量的に示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今回の臨床研究で用いた68Ga-DOTATOCは、2019年春現在本邦では放射性医薬品としての承認が得られていない。この検査薬を用いたPET/CT検査は、神経内分泌腫瘍はもとより、本研究で示したようにサルコイドーシス、腎細胞癌術後、腫瘍性骨軟化症、異所性ACTH産生腫瘍症例でも治療方針の決定に向けて有用な情報をもたらす可能性があり、諸外国同様に臨床現場で使用できるようになることが望まれる。症例数が少なく、採算がとれないために企業の参入が困難であること、我が国における規制面のクリアが困難であることが大きな課題と考えられる。
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