研究課題/領域番号 |
16K10362
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
中原 理紀 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (10317240)
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研究分担者 |
高橋 和弘 秋田県立循環器・脳脊髄センター(研究所), その他部局等, 研究員 (20370257)
陣崎 雅弘 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (80216259)
松坂 陽至 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (00594483)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | FDG標識赤血球 / PET / 陽電子放出断層撮像 / blood pool imaging / 脾組織 / 熱変性FDG標識赤血球 / 要電子放出断層撮像 / 赤血球 / FDG / 熱変性 / 脾臓 / 前臨床試験 / 標識赤血球 / 放射線 |
研究成果の概要 |
FDG標識赤血球PETはPETによる血液プールの画像化が可能になる成果であり、2017年にヨーロッパの核医学専門誌に論文が掲載され、世界で初めてこの手法での報告をした。この論文は既に他の6本の論文に引用されており、その科学的重要性があることが示唆された。熱変性FDG標識赤血球はFDG標識赤血球を熱変性させ、脾臓組織を特異的に画像化する技術であり、2018年にアメリカの核医学専門誌に掲載され、これも世界で初めての手法である。学会では第56回日本核医学会や第44回日本微小循環学会で発表した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
FDG標識赤血球PETはPETによる血液プールの画像化が可能になる成果であり、これによってこれまで以上に微小な消化管出血を検出できるようになったり、正確な心機能評価や局所血液量を生きた状態で測定できるようになる技術である。また熱変性FDG標識赤血球は脾臓組織を特異的に画像化する技術であり、悪性腫瘍と紛らわしい病変をより正確に診断したり、脾臓摘出術の正確な手術方法の決定に役立つ可能性を秘めている。
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