研究課題
基盤研究(C)
腹腔内微小転移巣は現在有効な治療法がなく、新規治療法の開発が求められている。治療用放射性標識抗体を体内に投与する「放射免疫療法」は、腹腔内微小転移巣に対する有望な治療法として期待される。我々はこれまでに、放射性64Cu標識抗EGFR抗体を用いた放射免疫療法が、消化器がん由来の腹腔内微小転移巣の放射免疫療法剤として有用であると報告してきた。しかし、本法の実用化に向けては、さらなる最適化が望まれる。本研究では、3Dがん培養スクリーニングを用い、抗EGFR放射免疫療法においてがん特性に応じた効果的な増感剤を選択する方法を開発した。また、選択増感剤が、in vivoで効果があることを実証した。
消化器がんは、本邦で罹患数が多く、死因上位を占める疾患である。また、消化器がんにおける腹腔内微小転移は現在有効な治療法がなく、新規治療法の開発が求められている。本研究では、3Dがん培養スクリーニングを用い、抗EGFR放射免疫療法においてがん特性に応じた効果的な増感剤を選択する方法を開発した。また、選択増感剤が、腹腔内微小転移に対し効果があることをマウスモデルを用い実証した。
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すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (7件) (うち国際学会 4件、 招待講演 1件)
Journal of Nuclear Medicine
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