研究課題
基盤研究(C)
肺癌の放射線治療計画における臨床的腫瘍体積(clinical target volume: CTV)の設定について、教科書形式の「手引き」を作成する計画を行った。多領域の専門医から成る委員会を組織し、CTVを①原発巣、②転移リンパ節、③予防領域に分け、systematic reviewを行った。日本医学図書館協会へ文献検索依頼を行い、各分野ごとに文献選択を行い、論文作成を行っている。
肺癌放射線治療において、CTVの設定は治療結果(局所制御、生存)に大きく影響する要因である。現在作成執筆中の論文の中でsystematic reviewの結果とそこから導かれる手引きを示す。systematic reviewに基づいたCTV設定の手引きがあれば、肺癌を専門領域としない放射線治療医であっても均質化されたCTVの設定が可能になる。このことは肺癌の放射線治療の均質化につながる。
すべて 2018 2017
すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 2件、 謝辞記載あり 1件) 学会発表 (2件) (うち招待講演 2件)
Journal of Radiation Research
巻: 59 号: 4 ページ: 524-525
10.1093/jrr/rry040
巻: 58 号: 1 ページ: 86-105
10.1093/jrr/rrw076