研究課題/領域番号 |
16K10401
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 名古屋市立大学 (2017-2018) 順天堂大学 (2016) |
研究代表者 |
石倉 聡 名古屋市立大学, 大学院医学研究科, 准教授 (40407242)
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研究分担者 |
木村 智樹 広島大学, 病院(医), 講師 (90379876)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 定位放射線治療 / 肝細胞癌 / 放射線治療 |
研究成果の概要 |
本研究のPrimary endpointは3年生存割合、症例登録期間3年、追跡期間は登録終了後3年、総研究期間6年のデザインであり、2018年7月、合計36例にて登録を終了した。2019年の米国放射線腫瘍学会で本研究の短期成績を報告し、今後長期成績を報告する予定である。 観察期間中央値20.8か月で、3年生存割合は78% (95%信頼区間:53% - 91%) であり、期待値の70%を上回った。Grade 5の有害事象は見られず、現時点では有望な結果と考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
初発孤立性肝細胞癌に対する定位放射線治療は手術、ラジオ波焼灼療法に比肩しうる高い有効性が強く示唆されているものの、多施設共同臨床試験による科学的な評価が十分でなく標準治療にはなっていない。本研究は定位放射線治療が標準治療となりうるか多施設共同臨床試験により検証することを目的とした貴重なものである。本研究により定位放射線治療の有効性が検証されれば、侵襲の高い治療が困難である多数の高齢がん患者に多大な恩恵となるものと考えられる。
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