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糖鎖発現解析による腎移植後慢性拒絶反応の新規診断法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 16K10420
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
研究分野 外科学一般
研究機関筑波大学

研究代表者

高野 恵輔  筑波大学, 医学医療系, 研究員 (70615038)

研究協力者 髙橋 一広  
梁 宸  
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワード腎移植 / T細胞 / 糖鎖 / 免疫寛容 / リツキサン / CD4 / CD8 / リンパ球 / レクチン / 抗体関連型拒絶反応 / マイクロアレイ / 拒絶反応 / 診断法開発 / レクチンマイクロアレイ
研究成果の概要

腎移植術後の拒絶反応でのT細胞の糖鎖変化を解析する目的であったが、期間中に拒絶を示す症例はなかった。そこで、移植前後、リツキサン投与前後および術後1年でのT細胞の糖鎖変化を調べた。合計7例(血液適合・一致移植3例、血液不適合移植4例)で調べた。移植前後での糖鎖変化は血液適合・一致移植および血液不適合移植で有意差はなかった。一方で、術後1年で血液適合・一致移植および血液不適合移植ともに、様々な糖鎖が変化が起きた。血液不適合移植では、リツキサン投与でManα1-3ManまたはManα1-6Manの発現が有意に増加することが明らかとなった。そして、この変化が術後長期に保持されることも明らかとなった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では糖鎖発現の変化による拒絶反応の診断には結びつけることはできなかったが、血液不適合移植で「なぜ、移植後に免疫寛容が誘導され、移植腎は拒絶されないのか。」の解明の手掛かりになる可能性が示唆された。臨床的には腎移植術後長期間が過ぎ、B細胞数が戻ってきても、血液型抗体価が上がらないのは、リツキサンによる糖鎖変化が、B細胞に抗体産生の刺激を与えていない可能性が示唆された。本研究は免疫寛容に迫る新たな展開を切り開いた可能性がある。

報告書

(4件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書

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公開日: 2016-04-21   更新日: 2020-03-30  

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