研究課題/領域番号 |
16K10470
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科学一般
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研究機関 | 東北大学 (2017-2019) 岩手医科大学 (2016) |
研究代表者 |
伊勢 一哉 東北大学, 医学系研究科, 大学院非常勤講師 (90363746)
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研究分担者 |
佐々木 章 岩手医科大学, 医学部, 教授 (40275540)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 細胞培養 / 細胞シート / 膵臓 / 膵島移植 / 小胞体ストレス / 膵島細胞 |
研究成果の概要 |
細胞移植の基礎実験として、分泌系細胞シートの作成とシート化した細胞の機能評価を目的とした。細胞培養および回収時の小胞体ストレス関連研究を行う前段階として、培養細胞(間葉系幹細胞)を用いて、シート化細胞の評価モデルを作成した。細胞培養室にて間葉系幹細胞を2週間培養後、細胞を回収し、温度応答性培養皿(Up Cell)に播種して細胞シートを作成した。播種3日後、Cell Shifterにて細胞シートを回収し、ゼラチンゲル上に転写した。作成過程の条件による細胞の状態を光学顕微鏡で観察し,主に重積シート作成の条件を決定した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
膵島移植は1型糖尿病に対する治療法として実施されている。膵島細胞は、精製の過程で受ける、酸化ストレス、虚血、小胞体ストレスなどに対して、脆弱な細胞である。そのため、膵島分離から移植までに、細胞の喪失やインスリン分泌低下が生じ、治療成績に影響を与えている。一方、近年膵島細胞の生存には小胞体ストレスが深く関わっていること、インスリン分泌においてユビキチンープロテアソームシステムが関与していることが示されている。膵島分離、培養、単離、シート作成の各ステップでの小胞体ストレス反応について、分子生物学的手法を用い明らかにすることが期待される。
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