研究課題
基盤研究(C)
ラット心臓死死体肝から得た肝細胞の肝特異的機能発現と移植後の生着動態、細胞機能を明らかにする。Group1は通常の分離培養。Group2には、酸素化還流溶液を用いて分離培養した。コントロールは生体ラットドナー。分離肝細胞ViabilityはGroup2は、Group1と比較して良好であった。培養肝細胞のアルブミン産生は培養5日目以降でGroup2は、Group1より有意に上昇していた。アンモニア分解能では、Group2はほぼ全期間でGroup1より上昇していた。Group2は、脾臓内への生着が認められた。結論、酸素化還流液は有意に分離肝細胞機能、移植肝細胞機能を維持させるのに有用であった。
酸素化還流液は、非酸素化還流液と比較して有意に培養細胞のアルブミン産生能を延長させ、また、移植細胞の生着能とアルブミン産生能を維持させる有用な手段であることが示唆された。さらに、心臓死死体肝から採取した肝細胞は細胞機能を維持し、生着することが示唆された。これらのことから、これまで利用されて来なかった心臓死の肝細胞を細胞移植のドナーソースとして臨床応用に大いに利用される足がかりとなる可能性があると思われた。
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