研究課題/領域番号 |
16K10483
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科学一般
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研究機関 | 関西医科大学 |
研究代表者 |
吉田 崇 関西医科大学, 医学部, 助教 (00714966)
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研究分担者 |
松田 公志 関西医科大学, 医学部, 教授 (20192338)
田中 進 関西医科大学, 医学部, 准教授 (30399472)
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研究協力者 |
滝澤 奈恵
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 副腎 / 自家移植 / 再生 / DHH / GLI1 / Dhh / Gli1 / 副腎皮質 / 内分泌外科学 / 移植・再生医学 |
研究成果の概要 |
Hedgehogタンパク(HH)の一つであるSonic Hedgehog(SHH)は、副腎で唯一発現しているHHタンパクであり、細胞系譜追跡研究の結果からShh陽性細胞が成体副腎幹・前駆細胞として報告されている。本研究では、移植片再生過程において、Shhではなく、副腎で発現が報告されていないDesert hedgehog(Dhh)が一過性に上昇することを明らかにした。同時期に、副腎の発生発達期に認められる遺伝子群の発現上昇を認めており、副腎自家移植片再生へのDHHの関与が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
副腎皮質移植片の再生過程におけるヘッジホッグ経路のタンパク、遺伝子を検討した研究は皆無である。本研究では移植片再生過程でShhではなくDhhの発現上昇を認めるという、これまでの通説を覆す結果を得た。DHHの副腎皮質自家移植片における組織再構築と内分泌機能獲得への関与が示唆された。 この研究成果は、副腎自家移植片の機能増強、ならびに早期生着方法を導き出し、自家移植のみならず、幹細胞移植、異種移植への応用も可能としていく。すなわち、本研究による成果は対象疾患を家族性褐色細胞腫に限定せず、ACTH非依存性副腎皮質大結節性過形成やAddison病の加療にも応用できることが期待される。
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