研究課題/領域番号 |
16K10484
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科学一般
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研究機関 | 兵庫医科大学 |
研究代表者 |
久保 秀司 兵庫医科大学, 医学部, 准教授 (10441320)
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研究分担者 |
山野 智基 兵庫医科大学, 医学部, 准教授 (00599318)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | がんウイルス療法 / 増殖型レトロウイルス / 自殺遺伝子 / 間葉系幹細胞 / 増殖型レトロウイルスベクター / がん自殺遺伝子療法 / 癌 / 細胞・遺伝子治療 / ウイルス療法 |
研究成果の概要 |
増殖型レトロウイルス(RRV)は、癌細胞特異的に感染・増殖し、腫瘍内で効率よく拡散・伝播する。このRRVに自殺遺伝子を搭載させることによって、薬物前駆体投与で腫瘍細胞死を誘導することができる。本研究では、RRVの感染力を高め、治療効果を増強させる工夫として、我々が開発した受容体を異にする2種類のRRV (AMLVとGALV)を用いて、受容体発現に基づいた個別化ウイルス療法および重感染による自殺遺伝子併用療法が可能性を示した。さらに間葉系幹細胞が癌に集積する特性を利用し、この細胞をキャリアとしてRRVを癌に効率良く到達・分配させる方法の原理証明を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果により、RRVを用いた自殺遺伝子療法の効果増強及び適応拡大が期待され、臨床応用可能な実用性の高いウイルス療法開発につながることが期待される。悪性中皮腫のみならず、播種性癌の患者の予後やQuality of Lifeを大きく改善する可能性がある。
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