研究課題/領域番号 |
16K10486
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
外科学一般
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研究機関 | 地方独立行政法人宮城県立病院機構宮城県立がんセンター(研究所) |
研究代表者 |
河合 賢朗 地方独立行政法人宮城県立病院機構宮城県立がんセンター(研究所), がん薬物療法研究部, 特任研究員 (80513530)
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研究分担者 |
島 礼 地方独立行政法人宮城県立病院機構宮城県立がんセンター(研究所), がん薬物療法研究部, 部長 (10196462)
角川 陽一郎 地方独立行政法人宮城県立病院機構宮城県立がんセンター(研究所), がん薬物療法研究部, 特任研究員 (60221173)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 乳がん / 補助療法 / 細胞老化 / 代謝 / 化学療法 / 治療抵抗性 / 乳腺外科学 |
研究成果の概要 |
化学・放射線治療は、腫瘍細胞に、細胞死や細胞老化(治療誘導性細胞老化;以下、therapy-induced senescence: TIS)を誘導する。どちらも腫瘍の縮小や無憎悪につながるので、レスポンスとして同列に捉えられることも多いが、老化腫瘍細胞は生き残り、種々の仕組みを介して再発や耐性がん出現の促進に寄与していると考えられている。本研究では、TISに伴う腫瘍細胞の代謝応答を解明し、TIS細胞をさらに効率的に除去することで乳がん補助療法の実効性を高める治療の開発に向けて、その基礎となるデータを収集した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、補助療法として各種分子標的治療の発展は目覚ましいが、それらの恩恵を受けられるのは一部患者に限られる。よって、従来型の化学療法・放射線療法は今後も引き続き重要で、より一層の治療効果向上や副作用改善が求められている。とくに前者に関し、治療抵抗性の解明が大きなブレークスルーになると期待されている。本研究にて、TISに伴う代謝変化や関連表現型、およびそれらの分子メカニズムの一部を明らかにすることが出来た。新たな乳がん補助療法の開発への応用が期待される。
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